世界初、コスプレがアートになった日。

「え!?人間ですか!?」 「よく出来た人形ですね!!」 「え〜!!!ウソ!!?怖い〜!!!」
 
禍夜

部屋から出る人達の驚きの声が、ホテルの廊下に鳴り響く。

2012年11月24日
大阪心斎橋アメリカ村「NEW OSAKA HOTEL心斎橋」で行われた「BODAIJU EXPO(ボダイジュエキスポ)」。
ビジネスホテルの一室をアーティストがプロデュースすると言う趣旨のこのイベントでHARMONISMのMARBLE PROJECTをコンセプトの基軸に据え、コスプレパフォーマンスグループ「CosPAfo」とのコラボレーションによりMARBLE PROJECT「RGB」を発表。
コスプレーヤー達をアート作品として発表するこの作品は、美しい衣装やメイクは勿論、醍醐味はポーズをとって動かない静止パフォーマンスであり、本物のマネキンだと思う人達が続出した。

 
 

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CONCEPT
キャンバス上に混ぜ合わせた絵の具を一滴だけ落とし、混じり合わせること事によって産み出されるHARMONISMのMARBLE PROJECT。
アニメ等、デジタル世界の色彩「光の三原色RGB」は色が混じりあえば合えば白となる。
すべての色が混じり合った「白」を一人の人間。
三原色のそれぞれの色を人間の持つ、一つ一つの感情と仮説し、各色につき一つずつイメージとなるマーブルを提供し、これを擬人化。

R【レッド】=怒り、楽しさ
G【グリーン】=優しさ
B【ブルー】=悲しみ

この異なり合う感情が調和し、マーブルのようにそれぞれの色を残したまま混じり合った存在が人間である。
感情を押し殺すように生きる事を強制されるかの様な現代日本。
あたかも平穏・無事な世界である様に見える。
だが喜怒哀楽の感情を全てさらけ出し、ぶつかり合い、その先で調和することができれば、それは真の平和だと言えるのでないか
世界初、コスプレがアートになった日。
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「凄すぎて、長い時間見れない。」 「これは。。凄い。。凄すぎる。」 「ドキドキする。。」
 

生身の人間が作品になるという意味では、舞台やライブパフォーマンスでも同じだが、ビジネスホテルの一室の中という事もあり、極めて近い距離感で演者が静止するパフォーマンスは、作品を見ている側の観客が、逆にまるですっと見られているような不思議な感覚に陥る。

コスプレ世界チャンピオン「因幡優里☆YURI」をはじめ、「コノミアキラ」、「禍夜」ら、世界トップクラスのコスプレーヤーが擬人化するMARBLE(マーブル)の衣装の世界観は、俗世間的なファッションアートには無い、アニメやゲームの要素を含んでおり日本独自の雰囲気を持つ前衛芸術となった。

そして徹底したプロ意識の静止パフォーマンスにより、多くの人が非常に精巧に作られた人形やマネキンだと思い込み、必死に顔を近づける。ここには、アート作品は無機物であるという見る側の固定観念が存在する。

因幡優里☆YURI

 
 

ところが微妙な箇所にわずかな「生」という違和感を感じる。

これまでに生きている人間に対して「生」という違和感を感じた事があるだろうか?異常な感覚。
そうなると目を離せない。
あたかも石像ストリートパフォーマーの芸を魅入るかのような感覚である。

一度疑いの目を向けると、一気に恐怖や不安が惜しよせる。

「驚き」
「未知への不安」
「常識の崩壊」

これぞ現代アートの真髄ではなかろうか。

 

 

よりフェイクに魅せるための照明演出。
 
禍夜

今回の照明はライティングデザインの株式会社フォーラムによるもの
モデル4人のテーマカラーに合わせ微妙に異なる色温度のLED照明をほぼ全て間接照明として配置した。この小さな空間内で異なる色温度の照明を配置するのは異例の行為だが、今回の展示において「不思議さ」を演出するには特に有効な方法であった。

LED照明は従来の照明に比べてライトアップされた物を無機質に見せる。この効果も相待って静止し続けるモデルをよりマネキンの様に見せた。

これらの効果が複雑に絡み合い、部屋を出て行く際の観客の驚きの声が人を呼び、部屋の前に行列ができたのは言うまでもない。

 

 

絵なのか?写真なのか?パネル展示にも仕掛けられたフェイク。
 

静止パフォーマンスと平行して展示された今作のビジュアルパネル。
この作品にもフェイクが仕掛けられていた。

マネキンか?人か?
感覚や色という抽象的かつ2次元の要素を3次元に擬人化した今回の作品であるが、このパネルに関しては、また2次元それを2次元に戻す作業、かつ絵画の様な質感に加工を施しているのである。

2.5次元とも言えるこの作品。
このパネルが仮に完全に写真を認識できるものであったならば、観客はここに実際に展示された4人を迷う事無く生身の人間だと気づいただろう。

しかし、このパネル自体も絵なのか写真なのかの判断がつかなければ、一体何を信じれば良いのか?その徹底したミステリー空間の演出が今回の成功に繋がったと考える。

テレビやインターネットの普及で情報過多気味な昨今。
どのメディアを信じれば正解なのか?
答えは無い。なぜならば、与えられた情報を元に自分自身で考え、行動する事が正解なのだから。

この作品を見て少しでも「常識に対して疑問を持つ」という思想が産まれれば今作品は本当の成功と言えるのではないだろうか?

※画像クリックで拡大。

 

 

        コノミアキラ   marble    
MARBLE PROJECT
        コノミアキラ   marble    

 

【観客の声】
じっとしてる(身体を拘束する)状態が極限までいくと精神が身体から解放される。人間が人形になるという事はそういうことかもしれない。ボクのお茶会との共通点を感じました。 by 現代美術家 浜崎 健

マンガやゲームにでてくる「!!」を遂に使うときがきました。 ドアを開けた瞬間言葉がなくなった! この部屋からしばし出れそうにないな、という空間を創り出していました。この作品こそ生ものでしたね!by 日本一忙しいニート ジル

 
・コスプレってアートになるんですね。
・一番インパクトがありました。
・一番衝撃でした!
・こんな本格的で美しいコスプレ見たこと無い。サブカルのイメージが覆されました。
 

 

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MARBLE PROJECT【RGB】

stuff
produce/HARMONISM
     田中かおり(office GLORIA)
art work/HARMONISM
costume/因幡優里 ☆YURI(CosPAfo)
      コノミアキラ(CosPAfo)
      禍夜(CosPAfo)
      ウヅキ(CosPAfo)
photograph/SYO HARETOKE
support /ウィッグ通販専門店ziu(ウィッグ)
      株式会社フォーラム(照明)
      studioCAPSULE(撮影スタジオ)

 

MARBLE PROJECT

 

       
   

HARMONY【調和】+ISM【主義】=HARMONISM
グラフィック作品や造形作品は一貫して「音楽」をテーマにしており、絵の具を素手で投げ るドリッピングはカラフルで力強い作品が特徴。その勢いは作品制作だけには留まらず、ヘッド部分にハケを取り付けたギターでのパワフルなペインティングや パフォーマンスも行う。非日常を見せる事で日常に対して考えるきっかけ作りを意識している。

All of the graphic and figurative art work of Harmonism consist on the theme of "Music". The way he drips the paint by hand makes the design very strong and colourful. This energy dose not stop only in his art work, he also paints with a guitar with brush on the head part and performs powerfully. When he harmonize with FASHION his expression changes into more of POP art, and also he consciously draws systematic artwork such as logo designs with a unique texture.

 

 

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